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会社員という病?15年間の会社員生活の意義を改めて考えてみた

こんにちは、サラリーマン歴15年で一旦終止符を打ったゆうすけです。

私は15年間、同じ会社に勤めていたのですが、2018年に退職しフリーランスとなりました。転職が当たり前の現在、同じ会社での在籍期間としてはそこそこ長いほうだと思います。15年間同じ会社に勤め、色々な人間を同じ場所から眺めることで、人並み程度の多角的な視点を持つこともできました。

『会社員』という言葉には、使い方によってはネガティブな要素が含まれることがあります。社会の歯車だとか、我慢が必要、使い捨てなどなど…。

そんな会社員について私がどう思っているかを、フリーランスになった今だからこそ振り返って考えてみたいと思います。

もし今現在、長く会社に勤めていて『この生活に意味はあるのか?』と自問自答している方がいれば読んでみてください。

なぜ会社を辞めたのか?

そもそもなぜ私は15年も勤めた会社を辞めたのか。

それは嫌なことや人間関係の悩みなどがあったわけではなく、自分の意思とタイミングが偶然重なった結果でした。

まずはこの『自分の意思』について少しだけ説明します。

自分のポジションをコントロールするのが難しくなってきた

これは感覚的なものなのですが、長く同じ会社で働くことによって、スキルに係わらず、自分自身の社内でのポジションが徐々に確立されてきている気がしていました。良い事でもあるのですが、自分の中ではなんか違和感があったんですね。

しかもこれは自分の行動よりも、周りからどう見られるかにかかっているので、長く勤めれば務めるほど、自分のポジションをコントロールするのは難しくなってきて、抗いにくくなっていきます

自分の責任でリスクを取れないことがストレスに

もう一つは、自分の責任でリスクを取れないことがストレスになっていました。

会社に守られているとも言えますが、なんとなく気持ちが悪い気がしており、私にとっては、自分の行いが全て自分に戻ってくる状態のほうがしっくりきます。これは元々そうだったというより、15年かけて自分はそういう思考なんだと気づいた、と言ったほうが近いと思います。

細かい理由は他にも色々ありますが、主だった理由はこんなところで、次は『タイミング』についてです。

5年周期のタイミングが訪れた

私は元々札幌出身なのですが、札幌で就職してから5年後に東京に転勤になりました。東京に転勤して5年後、次はフィリピンのセブというところの子会社に立ち上げメンバーという形で赴任することになりました。そしてさらに5年後に退職し今に至る、という感じで5年ごとに周期が来ています。

これは計画していたわけでは無く、たまたまなのですが、それでも決断の最後のひと押しとしては自分にとって十分な理由になりました。

15年間、同じ会社に在籍することで得られたメリット

自分自身は我慢強いほうだと思っており、だからこそ15年間続けられたとも言えます。その中で得られたメリットですが、一番は冒頭にも少し書いた『多角的な視点を持つことができた』ということです。

多角的な視点を持つことができた

仕事をしていく中で、生え抜き(私)、新卒、中途、出戻りなど、同じ職場で色々な方を見てきました。私は転職というものを経験したことが無いので、生え抜き以外のことはわからないのでは?と思われるかもしれませんが、同じ場所で見るという視点がアドバンテージになります

転職すると次のステージに移ってしまうため、自分が抜けた後、今までの環境がどう変化したのかというのは知ることができません。

その点、同じ職場にずっといれば、新たな人間が入ってきた時の環境のビフォーアフターを観察することができます。そして自分の気持ちの変化にも気づきやすいです。もちろん、すべての視点を理解できているなんておこがましいことは言えませんが、少なくとも、自分の視点のみを重視するということは無くなりました。

決断する事の重要性に気づいた

そしてもう一つは15年間勤めたからというより、自分にとっては15年かかった、という結果論になるのですが、今まで私は基本的に受け身なことが多く、自分で人生をコントロールすることを積極的にやってきませんでした。そんな流浪の人生も悪くは無いのですが、そろそろ自分で決断することをしないと今後決断がより難しくなると思い始め、何か自分で決断してみることにしました。決断のトレーニングですね。

まぁその決断の第一歩が退職だったわけですが、この思考に至るまでに15年かかりました。これに気づくタイミングは、年齢や職業など関係なく、若くても気づく人は気づくし、気づかない人は一生気づかないかもしれません。元々普段から決断に慣れている人であれば、意識すらすることなく、自然とできている場合もあると思います。

決断すること自体が重要であり、そうするには自分で思考していくしかない。そんな単純なことにやっと気づいたわけです。

それが私にとっては、働きはじめて15年後だったということです。

では会社員のデメリットは?

一つは先程も書いたとおり、自分自身のポジションが段々確率されてくる、ということです。安定という意味では良いことでもあるんですが、会社の中の流動性を妨げる要因の一部になっているような気がして、私はあまり嬉しくありませんでした。

もう一つは『井の中の蛙』という言葉のとおり、閉じた世界を世の中のすべてであると錯覚してしまう可能性があることです。気をつけていれば大丈夫かというとそうでは無くて、ずっと同じ場所にいると、どうしても自分がいるところを一番に考えるようになっていきます。それが更に進むと、閉じた世界にいることを自覚しながら、敢えてそれを自分の手で強固にしていこうとすらしてしまいます。

既得権益なんかもその類ですが、そこまで行くと自分の意思というより、現在の立場を守るためだけの行動が主となり、周りからも疎まれはじめます。

何よりもプラスの感情を伴わない守りの行動は、方向展開するのが難しくなり、気づいたときには手遅れということが多く、結局は自分で自分を苦しめてしまうことにもなります。

結局、長く働くことは良いことなのか?

長く働くこと自体は悪いことではありません。むしろ他の人にはできない経験をしていることで、プラスになることも多いです。逆に転職の場合でもそれは同じで、他の人と違う経験はプラスになります。

結局は良い悪いよりも、大事なのは自分が納得しているかということに尽きると思います。

私たちは、意識的・無意識的に関わらず、小さな決断を日々行っています。その中で無意識的に(≒ 流されて)した決断は、自分で気づいていなくても、納得できていない可能性があります。

意識して決断を行い、その理由に納得してから行動する。

その積み重ねが自分のレベルアップに繋がると思います。

今後はどうすれば良いのか?(自分自信にも向けて)

今、ダラダラと働き続けており、なんとなく焦燥感を感じている方。

特に今すぐ何かをする必要は無いと思います。というか答えを出すことは難しいです。結局は結果論なので、過ごしてきた時間が正解だったかというのは、ずっと後になってみないとわかりません。

ことわざで『石の上にも三年』という言葉があり、がまん強く辛抱すれば必ず成功することの例えとして使われます。そして『会社員』のことが論じられる時、この『石の上にも三年』という言葉がセットで語られることは多いです。

  • 会社に入ったら3年は我慢しろ
  • 我慢は3ヶ月でOKだ
  • 会社がブラックだったら3日で辞めろ

結局これらは人や環境によって変わるので、全て正解とも言えるし、全て間違っているとも言えるのですが、実際に石の上で過ごしたとしたら、三年間は多分こんな感じです。

  • 最初の1年目→常識知らずの状態から、最低限の居場所を確保する。
  • 2年目→自分の居場所を温めて、少しづつ居心地を良くする。
  • 3年目→石の端っこにも乗ってみる。徐々に居場所の良い範囲を広げる。

つまり一つの石の上と言っても、同じ場所にずっと乗っているわけではないんですね。どんどん乗る面が変わってくるわけです。

もうちょっと飛躍して考えてみます。

更に5年、10年と同じ石に乗り続けると、役割が変わったり働く場所が変わったり。もちろん年齢を重ねるごとに考えも変化していき、同じ石でも色々な面で乗りこなすことができるようになってきます。それを繰り返すと、ころころ転がった石は球に近づいていき、他の石に飛び移らなくても、玉乗りのように転がって自由に移動できるようになります。

私の場合は、その結果が今のフリーランスに繋がっているような気がします。業種は前職と変わっていないので、結局延長線上でまだ同じ石に乗ってるということですね。そう考えると、今までやってきた事も無駄じゃないと感じられると思います。

大事なのは決断をするという意識

という事で、自分からなかなか動くことができない、動きたいけど一歩が踏み出せないという方や、我慢強さが仇となり時間を無駄にしているのではないか、と将来に不安を感じている方も焦る必要はないと思います。

先ほども言いましたが、大事なのは決断をするという意識です。

それさえ気をつけていれば、同じ場所にいても、確実に移動できる範囲は広がっていくハズです。決断をすることに慣れて、更に範囲を広げたくなった場合は、自分の決断力を信じて突き進んでみれば良いと思います。

この記事がなにかのきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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