先日、新しいMacbook Proを購入しました。
今まで使ってきたのが2014年に購入したMacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)だったので、実に5年ぶりの購入ということになります。とは言え購入したのは2016年モデル。今年は2019年なので、3年落ちのモデルになってしまうのですが、なぜ今2016年のMacBook Proを買ったのか。
今回の記事ではその理由についてお話したいと思います。
2019年に2016年のMacbook Proを購入した理由
日々進化するパソコンのスペック、それなら古いよりも新しいほうが良いに決まってますよね。ではなぜ新しいものでは無く2016年モデルを買ったのか。まぁ概ね答えは予想通りだと思いますが、一番大きな理由は価格です。
予算に限りが無ければ悩む必要も無く、新しくて高いものを買えば良いのですが、価格と自分が必要なスペックを照らし合わせてみて、これでも十分だと思えたので、2016年モデルを購入しました。
自分がMacに求めるスペック
今までMacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)をずっと使ってきて、いくつか不満に感じていた点がありました。新たに購入するのであれば、不満点を解消できないと意味が無いので、次の点を解消できるスペックかどうかというのを一つの判断基準としました。
1. 画面はもう少し大きい方が良い
普段、家で作業する場合は外部モニターに繋いで使用している為、Macbook Pro自体の画面のサイズはそこまで気にならないのですが、外出先で作業をすると画面の小ささで作業効率が落ちてしまっていました。
Display Menuというアプリを使うと、デバイスピクセルで表示できるようになります。
これで小さいMacBook Proの画面であっても表示領域を大きく使うことができるのですが、それでも少しだけもの足りないです。この『少しだけ』が結構大きな差だったため、15インチのものを購入することに決めました。
2. ストレージはもう少し容量のあるものを
これも画面のサイズ同様、『少しだけ』足りない印象でした。
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)は256GBモデルだったのですが、空き容量が常に20GB前後でギリギリ調整しながら使っているという状態でした。実用上は大きな不満はなかったのですが、やはり精神衛生上、多少余裕があったほうが良いだろうということで、求めるスペックは512GBとしました。
3. 独立GPUを使ってみたい
これは単なる興味と言っても良いのですが、私は普段仕事でPhotoshopやIllustratorを使用することが多く、常々独立GPUだと作業効率が上がるのかな?などと疑問に思っていました。
ここは使ってみないとわからないのでなんとも言えないところでしたが、そもそも画面を大きくするなら15インチにするしかないので、自ずと独立GPUを選択することになります。
2016年モデルと2019年モデルの比較
以上の検討の結果、狙うは15インチの512GBモデルということになったのですが、次はどの世代のものを買うかを決めないといけません。私はそこまで新しさにこだわるほうでは無いので、過不足無く必要な機能が満たせていれば良いという考えであり、最新のものでなくてもOK。
ただし、前のモデルよりは新しいほうが良いので、2015年以降のモデルで良さげなものを…と思っていたら、ちょうど良いタイミングで15インチの2016年モデルのリファービッシュ(整備済)品をイオシスのオンラインショップで発見しました。
そこで2019年9月現在の最新版である、MacBook Pro (15-inch, 2019) 512GBモデルと、今回購入したMacBook Pro (15-inch, 2016) 512GBモデルの主な要素を比較してみました。
MacBook Pro (15-inch, 2019) | MacBook Pro (15-inch, 2016) | |
Touch Bar | あり | あり |
プロセッサ | 2.3GHz 8コアIntel Core i9(第9世代) | 2.7GHz 4コアIntel Core i7(第6世代) |
ストレージ | 512GB | 512GB PCIeベースオンボードSSD |
メモリ | 16GB 2,400MHz DDR4オンボード | 16GB 2,133MHz LPDDR3オンボード |
GPU | 2.3GHz Radeon Pro 560X Intel UHD Graphics 630 | Radeon Pro 455 Intel HD Graphics 530 |
価格 | ¥327,024 (税込) | ¥159,800円(税込) |
こうやって比較してみると、たしかにプロセッサは世代差と、マルチコア数で大きな開きがあるように思えます。ただ、私が普段よく使用するPhotoshopやIllustratorは、古より伝わる年季の入ったソフトウェアであり、マルチコアであっても十分にその恩恵に預かれない様でした。
Photoshopは意外とCPUを使えない
これは意外な真実でして、Photoshopというソフトウェアは意外とレガシー(古い)です。レンダリング(CAD)系のソフトだと、8コアCPUや10コアCPUが上手く機能しますが、Photoshopではそうではないということ。
https://chimolog.co/bto-cpu-photoshop/
こちらを参考にさせていただいたところ、マルチコアが活きてくるのはせいぜい4つまでの様です。
その他の違いとして、ストレージやメモリについても差がありますが、正直自分にその差がわかるかと言えば、ちょっと微妙です。GPUの差は大きそうですが、今まで13インチのオンボードGPUを使ってきた身としては、2016年モデルであっても、少なくとも向上することは確実です。
何より一番大きいのは価格で、2倍以上の開きがありました。この2倍の価格差がスペックに現れるのかもしれませんが、私の使用環境では2016年モデルで必要にして十分、まさに『ちょうど良い』スペックという結論にいたりました。
2016年モデルはバタフライキーボードの第一世代であり、そこだけが若干心配ですが、普段はMagic Keyboardを使っているので気にしないことにします。
まとめ:私が3年落ちの旧モデル『Macbook Pro 2016』の整備済製品を購入した理由
という事で、以上の結果から令和も始まった2019年の今、2016年のMacBook Proを購入するという結論にいたりました。
ちなみに今回は先ほど書いたとおり、中古販売店であるイオシスで購入したので届くまで若干の不安はあったのですが、取引に関して問題になるような事は全くありませんでした。
中古以外でもこのようなリファービッシュ品がたまに流通する事もあるようなので、そういうのを狙っている方は、たまにイオシスのオンラインショップをチェックしてみると良いかもしれません。
ご存じのとおり、最近のMacBook ProにはUSB-Cのポートしかないので、最初はそこをどうするか頭を悩ませたりしましたが、色々と吟味してハブなど購入し、ストレス無く運用できているので問題は生じていません。
これでPC周りがまた一つアップグレードされたので、快適な作業環境で仕事ができそうです。
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