こんにちは、ペンタキシアンのゆうすけです。
少し前の話になりますが、アキバのヨドバシカメラに行った際にPENTAXの『アイカップ MII』というものを衝動買いしてしまいました。
アイカップって小さくて地味なアイテムなのですが、自分に合ったものを使えばファインダーの視認性を向上させることができます。
PENTAX『アイカップ MII』とは?
アイカップっていうのはファインダーの接眼部に装着するゴム製の部品の事で、今回ご紹介する『アイカップ MII』は、標準のものよりも大きな丸形のアイカップになります。
これを標準のものと付け替えます。
アイカップの着脱方法
アイカップはファインダー部分に嵌っているだけなので、スライドすればすぐ着脱できます。
まずはファインダー部分の標準アイカップを、
上にスライドさせて外します。
次に『アイカップ MII』を上からスライドさせながら…
装着。
完成です。
iPhoneの広角カメラで撮っているというのもありますが、結構存在感がありますね。
『アイカップ MII』のメリット
この『アイカップ MII』を使ってみて感じたメリットです。
1. ファインダーの視認性の向上
これが購入した一番の理由なのですが、丸いゴムの部分を目の周りに密着させることで、ファインダー内に余計な光が入らなくなり、視認性を向上させることができます。
外は明るくてもファインダー内は真っ暗って感じですね。
これにより没入感が上がり、撮影に集中することができます。
2. ポジションが安定する
上のメリットと同じ理由なのですが、目とファインダーを密着させることで、カメラを構えた時のポジションを安定させることができます。
カメラは左手・右手・額の3点で支えるなんて言いますが、それがやりやすくなります。
3. 標準のアイカップに比べて外れにくい
標準のアイカップって結構すぐ外れます。
私はハンドストラップを使っているので、撮影時は基本的にカメラをずっと手に持った状態なのですが、歩いている時にカメラと太ももが触れた拍子にアイカップが外れてしまうということがありました。
その時はたまたますぐに気づいたので、地面に落ちたアイカップに気づくことができましたが、知らないうちに失くしてしまうこともゼロではなさそうです。
その点、この『アイカップ MII』はカメラとの接続部分が金属ということもあり、標準のアイカップよりもしっかりと装着することができます。これであれば、何かの拍子に勝手に外れてしまう、ということは起きないと思います。
4. 視度調整が可能
この『アイカップ MII』には視度調整レンズが収納できるようになっており、別売りのPENTAXの6×7用視度調整レンズが使えるようです。
ただ、今のカメラには本体に視度調節機能が付いているものが多いと思うので、あまりこのメリットを享受できる場面は無いと思います。
『アイカップ MII』のデメリット
次に『アイカップ MII』のデメリットです。
1. 液晶がちょっとだけ見づらくなる
アイカップの丸い部分が、液晶をちょっとだけ隠します。
液晶画面と真っ直ぐに正対する場合はまだ良いのですが、ローアングル撮影などで、上から液晶を見下ろす場面だと、アイカップが邪魔に感じる時があります。
また、私のカメラは『K-3 II』という液晶が固定の機種なので、そこまで問題にはしていませんが、バリアングル液晶の機種なんかは、このアイカップが邪魔で液晶稼働の妨げになるかもしれません。
2. 収納時、出っ張りが邪魔に感じるかも
上に出てきた写真の通り、標準のアイカップと比べると出っ張りが大きいです。そのため、人によっては収納時や取り回しの際に邪魔に感じることがあるかもしれません。
一応使わないときは、裏返して収納することもできます。
こうすれば先ほどの液晶見づらい問題も、少しは解消されますね。
3. 眼鏡をかけていると、密着させて使うことができない
目の周りにピッタリと沿うような丸形のアイカップなので、眼鏡をかけていると、密着させることができません。でっぱりが大きい分、ファインダーとの距離も離れてしまうため、普段から眼鏡をして撮影をしている方にはあまりオススメできません。
ちなみに私も普段眼鏡をしてますが、撮影で出歩く場合はコンタクトにすることが多いので、このアイカップを使用しています。
まとめ:PENTAX『アイカップ MII』を衝動買い【ファインダーの見やすさ向上】
この『アイカップ MII』、前からちょっと気になってはいたのですが、レンズなどと違って撮影した画像には直接影響しないものだったので、購入にまでは至っていませんでした。
先日アキバのヨドバシに行った時に、たまたまこのアイカップが店頭に並んでいるのを発見しました。その時にちょうどK-3 IIを持っていたので、試しに付けさせてもらったところ、良い感触だったので購入することにしました。こんなもの(失礼)普段からバンバン売れるようなものでは無いと思うのですが、店舗に在庫があるというのは、さすがアキバヨドバシといったところです。
気になった方は私と同じ様に一度お店で試してみるのが一番良いと思うのですが、amazonの実売価格もそんなに高くはないので、買って体験してしまうというのもアリだと思います。(対応機種は確認しましょう)
ファインダーの視認性向上もそうですが、他の人とはちょっとだけ違うというプチカスタム感も味わうことができます。撮影だけじゃなく、こういった自分好みのカスタムが可能なのもカメラの醍醐味ですね。
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