こんにちは、ペンタキシアンのゆうすけです。
普段私は、PENTAXのK-3 IIというカメラを使っているのですが、過去2回ほど不具合で修理に出したことがあります。初めてのトラブルが、結露による基盤の腐食だったのですが、今回はその時のトラブルを実際にかかった修理費を交えてご紹介します。
PENTAXのカメラを修理に出してみた記事はコチラ↓
カメラの結露を防止する方法はコチラ↓
結露になったら悲劇なので、皆さんも気をつけてください。
PENTAX K-3 IIが基盤腐食で露出オーバー
まずは結論からなのですが、もろもろの部品交換などを行い、修理費は消費税込みで32,724円でした。
安くは無いですね…。
修理必要箇所を示す『ご指摘内容』の欄を見てみます。
- 受光センサー反応しない
- ファインダー内部表示しない
- GPS反応が遅い
- 結露等による上カバー内部フレキ腐食有り
- 外観化粧ネジ腐食
こうやって見てみると結構瀕死の状態で、内部がほぼ全部ダメって感じです。3万円の修理費もしょうがないのかなと思います。
PENTAX K-3 IIは防塵・防滴の堅牢なカメラと言われていますが、壊れるときは壊れます。というかカメラの結露はどんなメーカー、防塵・防滴の機種であろうと、関係なく起こります。
今回のトラブルの直接の原因は基盤の腐食であり、その起因となったのは内部結露だったのですが、私が最初に不調に気づいたのは旅行中でした。
しかも海外で…。
旅行先で急なトラブル!タイ旅行中にいきなり写真が真っ白に
2018年の夏頃、タイに旅行に行ったんです。
途中までバシバシ調子よく撮影していたのですが、我が愛機PENTAX K-3 IIにその時は突然訪れました。
それまで問題なく撮影できていたのに、急にシャッタースピードが遅くなり、かなり露出オーバーで写るようになってしまいました。
色々試した結果、この記事↓に書いたとおり、ライブビューを使えばなんとか撮影できる事はわかりました。
でもその後のタイ旅行中は、ずっとライブビューで撮影する羽目になりました。
その時は雨が降っていて、確かにカメラも多少濡れていたのですが、K-3 IIとWRレンズ(HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR)の組み合わせでしたし、あまり水の侵入については神経質に考えていませんでした。
後々修理に出した時にわかったことですが、浸水した形跡は無かったようで、防塵・防滴の機能はしっかりと果たされていたということになります。
ではなぜ基盤が腐食してしまったかというと、結露です。
半年前の函館山での撮影が原因?
実はこの不具合が出る半年ほど前に冬の函館に行ったんです。
函館山に登り、夜景を撮影したのですが、その日はそれはそれは寒い日でした。
カメラの内部結露が実際にいつ起こったかというのはわからないのですが、この時の室内との寒暖差が半端無かったので、この時に結露したんじゃないかなと予想してます。
カメラの結露の防止方法はコチラ↓
そして徐々に基盤を蝕んでいき、タイ旅行のタイミングでその問題が表出したのではないかと思います。
カメラの結露には気をつけよう!
『カメラ内部は結露することがある』というのは聞いたことはありましたが、まさか我が愛機であるK-3 IIにそんなことが起こるとは思っていませんでした。でも実際は、意外と身近にトラブルの元はあるものなんだということがわかりました。
先ほども書きましたが、カメラがマグネシウム合金であろうと、防塵・防滴であろうと結露自体を防ぐことはできない為、結露しないようにするには扱い方に気をつけるしかありません。
まとめ:PENTAX K-3 IIが基盤腐食で露出オーバー多発【トラブル事例紹介】
3万円の修理代は、ちょっとしたレンズが買えるくらいの金額で、なかなか手痛い出費でした。
幸いにもK-3 IIはメーカー修理可能な製品ですし、個人的にもまだまだ使っていきたいと思っているので、この経験を活かして今後のトラブルを減らしていきたいところです。
皆さんも結露にはくれぐれも気をつけてください。
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