こんにちは、ゆうすけです。
栃木旅行の最後は、栃木観光の本丸『日光東照宮』です。
前回までの栃木旅行の様子はコチラ↓
日光東照宮へ向かう前にまずは腹ごしらえをします
既に二荒山神社と輪王寺に行った後でお腹が空いてきたので、日光東照宮に向かう前にまずはお昼ご飯を食べます。
飲食店を探して参道まで出ると、『日光かりまん』という日光産大豆を使用したかりんとう饅頭屋さんを発見しました。
小洒落た外観をしているので、新しいお店なのかな?と思ったのですが、髙林堂という1885年創業の会社がプロデュースしたお店のようです。
お昼前ではありましたが、せっかくなので一つだけ買ってみました。小さいですが座れるスペースもあるので、そこで座っていただきました。いわゆるかりんとう饅頭なのですが、外はカリッ、中はモチモチで美味しかったです。
さて、おやつを食べたら次はお昼を食べるところを探します。
観光地なのでお店は色々あって迷ったのですが、最終的にはお店の前で呼び込みをしていた『まるひで食堂』さんに行きました。
日光は湯波が有名らしく、このまるひで食堂さんにも湯波を使ったメニューがたくさんのありました。『ゆばトマトラーメン』がちょっと有名みたいですね。
店内はまさに昔ながらの食堂といった雰囲気で、活気があるお店でした。旅の風情とはちょっと違いますが、ある意味観光地らしい、老舗の昭和を感じさせる空気は嫌いじゃありません。
料理は『ゆばカツ丼』をいただきました。湯波と聞くとヘルシーなイメージがありますが、これは結構食べごたえもあってガッツリ系で満足です。
さて、満腹になったところで、いよいよ日光東照宮に向かいます。
彫刻の総数5,173点。豪華絢爛な日光東照宮
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を主祭神として祀った、東照宮(徳川家康を祀る神社)の総本社です。
日光東照宮は、元和(げんな)3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。
http://www.toshogu.jp/yuisho/index.html
日光東照宮の概要
所在地 | 〒321-1431 栃木県日光市山内2301 |
電話番号 | TEL. 0288-54-0560(代) FAX. 0288-54-0061 |
拝観時間 | 4月~10→9:00〜17:00 11~3月→9:00〜16:00 ※尚、各期間とも受付は閉門30分前に終了致します。 |
拝観料 | 大人・高校生:1,300円 小・中学生:450円 団体料金(35名以上) 大人・高校生:1,170円 小・中学生:405円 |
詳細は日光東照宮のWebサイトをご確認ください。
表参道から日光東照宮の境内へ
表参道の入り口から、日光東照宮にまっすぐ向かうのが王道のルートだと思うのですが、食事のあと日光東照宮に向かって適当に歩いていたら、参道の途中から出てきてしまいました。
写真の左側に写っている建物は、前回記事にした輪王寺の施設である『大護摩堂』です。ここを左に向きなおると、日光東照宮の鳥居があります。
日光東照宮境内の様子
鳥居をくぐると、すぐ左手に五重塔があります。
私はあまりうまく撮れなかったのですが、五重塔をキレイに撮影したい方は、裏側の森の方から撮ると落ち着いて撮影できるかもしれません。(未検証)
さて、拝観料1,300円を払って境内に入ります。
他のところと違って、若干拝観料がお高めではありますが、ひととおり周ってみて、個人的にはその価値はあるように感じました。
日光東照宮境内の様子
表門を入って最初に目に入るのが三神庫と呼ばれる倉庫で、上神庫、中神庫、下神庫の三棟からなり、日光東照宮の祭典や行事で使用する道具が収納されています。
上の写真の右の建物が上神庫になります。狩野探幽作の彫刻『想像の象』が有名らしいです。屋根の下のところにある彫刻ですね。
狩野探幽が、見たことの無い象を想像で描いたらしいのですが、確かに写真を見返してみると、ちょっと普通の象ではない感じです。
けど想像で描いたにしてはお上手。
この右隣に中神庫と下神庫があるのですが、どうしても金色で派手な方に目がいってしまい、写真を撮り忘れました。(上神庫と比べるとちょっと地味)
そして三神庫の向かいにあるのが、かの有名な三猿の彫刻がある神厩舎です。
三猿は結構かわいらしい顔してました。調べてみると、修理の時に顔が変わったみたいで、賛否両論あるみたいですけど、個人的には良いんじゃないかな?と。
そのまま道に沿って進み、銅鳥居を抜けると陽明門が目に入るのですが、門をくぐる前に、左手にある薬師堂に向かいます。
ここには『鳴龍』という天井に描かれた龍の絵があり、龍の顔の下で拍子を鳴らすと「カーーン」と大きく共鳴することから、鳴龍と呼ばれています。文字で書くと「なんだ、そんなことか…」と思われるかもしれませんが、実際に聞くと、結構感動するので、日光東照宮に行った際はぜひ体験してみてください。
薬師堂の鳴龍を見たら、いよいよ黄金に輝く陽明門です。
遠目からでも複雑な造形が入り組んでいる事が確認できます。
もう少し寄って見てみます。
金色一辺倒では無く、カラフルな部分があったり白い部分があったり、コントラストがあるおかげでより派手に見えます。
さらに寄ってみると、なんだか親近感を与える人形の彫刻を発見しました。
これは中国の故事を表現したものだそうです。
さらに陽明門の逆側の角部分。
1日中眺めていても飽きないとのことから、別名『日暮し門』と呼ばれているらしいですが、それもあながち嘘では無いなと。彫刻を細かく一つづつ見たかったら、双眼鏡とかがあっても良いかもしれません。肉眼では見えないくらいの場所まで細かく彫刻されているので。
陽明門を抜けると、次に見えるのは唐門です。
ここから本社に繋がるのですが、通常は通ることはできず、中に入る際は横にある入口から入ることになります。
陽明門と比べるとベースが白で雰囲気が違って、門の周りには梅の枝?が掘られています。そのさらに外側にも龍が掘られていたりして、芸が細かいです。
唐門は通れないので、右に逸れて道なりに歩くと右側に神輿舎があります。
神輿っていうのはお神輿の事で、中には合計3基のお神輿が収蔵されているようです。
神輿舎の向かいには祈祷殿があり、その脇から靴を脱いで本社へ入ることができます。中は派手さはありませんが、歴史的な物に囲まれ、その当時の雰囲気を垣間見ることができました。
次は日光東照宮の一番奥にある、徳川家康公のお墓である奥宮に向かいます。
奥宮に行くまでには階段を200段以上登る必要があるのですが、その入口となる門の上に『眠り猫』があります。
はい、この通りすごく小さいです。看板が無いと見過ごしてしまうかもしれません。
目を閉じている状態の猫が珍しいらしいのですが、この小ささでなぜこんなに有名になったのかは謎です。
眠り猫を過ぎてずーっと階段を登ると、鋳抜門があります。
この奥に家康公のお墓がありますが、門を通ることはできないので、脇から先に進むと、お墓である奥舎宝塔があります。
左側に見える上の無い木は、樹齢約600年の『叶杉』と呼ばれ、こちらもパワースポットになっています。
ここにある奥宮ではお守りを購入することができます。日光東照宮内であればどこでも買えるんですが、階段200段登ってきた分、よりパワーが入っているような気がします。
これで日光東照宮内をひととおり周ったことになるので、今来た道を引き返して、再度階段200段を降りて戻ります。
最初の鳥居のところまで戻ってきました。
表参道は遠近法を狙って、入り口側と鳥居側で道幅が違っているらしいです。道を通ってきた人が、振り返った時に「遠くまで歩いてきたな〜」と思わせるためだとか。
おつかれさまでした。
日光東照宮は観光地の代名詞になるのも頷ける場所でした
私が持っている日光東照宮についてのイメージは、派手な門があるくらいのものだったのですが、実際に見てみると思った以上に豪華絢爛で、金色の彫刻を見るだけでも圧倒されました。
これが当時だったら尚更だろうなと。
境内には国宝や重要文化財が普通に建っており、知識が無いと気づかず通り過ぎてしまうと思います。私も歴史には強く無いので、写真に撮れていないものもいくつかあり、今回記事を書く際に調べてみて、初めて知ることも多かったです。
帰りは東武日光駅から帰りました
ちなみに日光東照宮から東武日光駅へは歩いて戻ったのですが、その途中にも見どころとなるスポットがあったので軽くご紹介します。
朱色に塗られた幻想的な二荒山神社の『神橋』。
東武日光駅に着いてから、最後にあげゆばまんじゅうを買いました。
天ぷら的な饅頭なのですが、美味しかったです。
前のベンチに座って、無料のお茶と一緒にいただきました。
栃木旅行、これにて終了です!
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