こんにちは、ゆうすけです。
今回も前回の大谷資料館に引き続き、栃木旅行の回想回です。
前回の記事はこちらからどうぞ↓
大谷資料館を見た後は、徒歩で行ける距離にある『大谷観音』と『平和観音』を有する大谷寺に向かいました。
大谷資料館から大谷寺へは徒歩で行けます
大谷資料館から大谷寺は徒歩で5分ほどで行けるのですが、向かう途中の道路脇でこんな景色を発見しました。
石をくり抜いてそのまま利用したよう感じで、中には事務所のような建物がありました。なんだか天然の門みたいで面白いですね。
こんな興味深い景色を見ながら歩いていると、すぐに大谷寺に到着です。
大谷資料館から徒歩5分、洞窟に覆われた不思議な寺院『大谷寺』
この仁王門をくぐり、参拝料を払って中に入ると本堂があります。
全体がカメラに収まらりきらなかったので、ちょっと分かりづらいかもしれないのですが、本堂が洞窟に覆われてます。というか、洞窟を利用して本堂を建てたと言ったほうが良いでしょうか。
屋根には鬼瓦。
瓦と言うより、ほぼ鬼のお面がそのまま付いているような感じで、インパクト大です。
大谷寺とは?
大谷寺とは、日本最古の石仏である『大谷観音』と、高さ27メートルの『平和観音』がある歴史のある寺院で、写真のとおり、普段見られないようなちょっと衝撃的なビジュアルです。
大谷寺の概要
所在地 | 〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町1198 ※大谷資料館より徒歩5分です。 |
電話番号 | TEL. 028-652-0128 FAX. 028-652-3656 |
拝観時間 | 夏季:4月~9月→8:30~17:00 冬季:10月~3月→9:00~16:30 ※受付は20分前に終了します。 |
休業日 | 12~3月の木曜日 毎年12月21日~31日 |
参拝料 | 大人:500円 中学生:200円 小学生:100円 団体割引 ※25名さま以上 大人:400円 中学生:150円 小学生:70円 |
詳細は大谷寺のWebサイトをご確認ください。
大谷寺へのアクセス方法
大谷資料館から徒歩5分の距離にあるため、基本的には大谷資料館へのアクセスと同じになります。
公共交通機関をご利用の方
JR宇都宮駅西口→関東バス大谷立岩行きで30分(JR宇都宮駅西口6番線)、バス停:大谷観音前下車、徒歩3分自動車をご利用の方
http://www.ooyaji.jp/
東北自動車道宇都宮ICから国道293号経由8km10分
日本最古の石仏である『大谷観音』があります
寺院の中には、平安時代に作られたとされる千手観音像である『大谷観音』や石仏群があります。
お寺の方が内部にある千手観音像の説明をしてくれるので、時間がある方はお話を聞くと良いと思います。所要時間は10分ほどなので、気軽に聞く事ができると思います。
※大谷観音を含む本堂の内部は撮影禁止です。
本堂の隣には弁天堂
大谷寺の敷地内には池があり、その池の中央には弁財天が祀られています。写真にも写っている白蛇(置物です)は、毒蛇が心を入れ替えて白蛇になり仕えているもので、参拝の際には頭を振れるとご利益があるようです。
私も参拝後、頭を撫でておきました。
名勝(国指定文化財)御止山は登ることもできます
池の奥には名勝である御止山の山頂に登る、山道の登山口があります。
注意書きには『必ず4時までに下山してください』と書いてあり、この時は既に4時ギリギリだったため、山には登りませんでした。
山頂には大正天皇記念碑があるとの事です。
不思議な鳥居発見?
御止山の登山口の近くに、ちょっと変わった形の鳥居のような門がありました。
普通、鳥居って横の柱が二本通っているものが多いと思うのですが、これは三本です。中央の縦の柱も三本で、あまり見慣れない形です。そもそも鳥居じゃないのかもしれないのですが、調べてみてもよくわかりませんでした。
しかもよく見ると中央上には象がいたりして、他にも狛犬とか金剛力士像とか。謎です…
仁王門を出て、平和観音へ向かう
平和観音は大谷寺の敷地内にありますが、少しだけ離れたところにあるため、仁王門を出て道路を横切り平和観音に向かいます。と言っても徒歩で3分ほどなので、目と鼻の先ですね。
平和観音、大きいです。高さは27メートルあり、横の手すりと比べるとその大きさがわかると思います。
せっかくなので階段で上に登ってみました。
訪れたのが夕方に近い時間帯だったので、平和観音が淡いオレンジ色に照らされ神々しい雰囲気です。
この平和観音は昭和29年に完成したとの事です。周りに高い建物なども無く、平和観音と一緒に他の建造物は目に入ってこないので、この景色は60年以上前から変わっていないことになりますし、きっとこの後もずっと変わらないのだと思います。
上から広場を見下ろしてみます。
西日で人の影が長く伸びています。手前の方でキラキラ光っているのは小銭ですね。日本人はこういう場所に小銭を投げがちですが、なんででしょう?
少し目線を移すと、ちょっと気になる建物がありました。
明らかに廃墟。ひっそりというよりは、道路のすぐ脇にあり目立つので、廃墟マニアでなくとも探検しようとする人は多そうです。調べてみると元は『山本園大谷グランドセンター』という名のホテルだったみたいですね。
広場の方に向き直り、再度平和観音。
近くで見るとより大きさが際立ちます。上のスペースは小さいですが、ベンチなんかもあるのでしばらく上でまったりしてから、階段を下ります。
下の広場から今居た平和観音の上の方を見上げてみます。
ここの広場は人がそんなに多くないにもかかわらず、しっかり管理されていて、穏やかな時間が流れる良い場所でした。近くに住んでいたらふらっと訪れてボーッとしたくなるような、そんな感じ。
ひととおり広場を周ったので、平和観音を後にします。
大きな通りのほうに少し歩くと、新しめのパン屋さんがありました。
調べてみると、この大谷町はパンでも有名(にしようとしている?)みたいで、写真の『THE STANDARD BAKERS』と『POSTE DE BLE』というパン屋さんの評価が高いようです。
バス通りに出ると、先ほど平和観音の上から見えた廃墟がありました。
完全に岩にめり込んでて、どうやって建てられたのか興味津々です。『山本園大谷グランドセンター』で調べると色々出てくるので、気になる方は調べてみてください。
帰りのバスを待っている途中、周りを見渡すと住宅地の中に大谷石で作られたと思われる蔵もありました。
前回訪れた、大谷石地下採掘場で採掘された大谷石が、地域にも根付いている証拠ですね。
大谷寺は大谷資料館と一緒に訪れるのがオススメです
大谷寺は洞窟に覆われた本堂の非日常感と、平和観音の広場のまったり感の両方を味わえる場所です。大谷資料館から徒歩5分の距離にあり気軽に行くことができるので、一緒に訪れることをオススメします。
栃木観光の際は、大谷寺にぜひ行ってみてください。
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