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【K-3 Mark III】PENTAXの次期APS-Cフラッグシップ機について(更新終了)

こんにちは、ゆうすけです。

K-3 Mark IIIは2021年の4月に既に発売されていますが、発売されるまでの経緯をまとめたものとして記事は残しています。

この記事では、PENTAXの次期APS-Cフラッグシップ機についての情報を時系列で随時まとめています。(スペック予想の記事は分離しました)

(2020/10/28追記) 製品名は『PENTAX K-3 Mark III』に決まりました。

PENTAXからの次期APS-Cフラッグシップ機情報

全部は網羅できないと思いますが、私が見つけた情報についてはここに随時追加していきます。

(2021/1/3追記) アップデートの並びを降順に変更しました。

オンラインセミナー『『PENTAX K-3 Mark III 徹底解剖』に参加

CP+ 2021のオンラインセミナーで田中希美男氏と企画担当者によるスペシャル対談LIVEが行われました。

セミナー内でのポイントは以下の通り。

  • AFは格段に良くなっている
  • SAFOX13になり、選択可能な測距点は41点とエリアが広がった
  • 光学式ファインダーながらも被写体認識が可能
  • ディープラーニングにて人以外の被写体も認識(の可能性あり)
  • 動体予測の精度が高くなり、追従性が良くなった
  • Bluetoothでスマホと連携し、位置情報の付与が可能
  • 転送スピードはKPと比べて早くなり、画像の転送も可能

田中希美男さんがインタビュアーとなる形でユーザーが知りたい情報を聞き出す、といった構図で行われ、田中さんの踏み込んだ質問に受け側の若代さんがちょっとタジタジになっちゃう…というある意味面白い内容でした。

大きなトピックとしてはやはり今までも散々アピールされてきたように、ファインダーに対するこだわりです。

ペンタプリズムが大きくなり、ファインダー倍率が1.05倍になった事に加え、上の図にあるように『③透過型液晶パネル』でファインダー内に情報が表示させられるようになるなど、K-3 IIと比べて大幅な進化が見られます。

また、約30.7万画素のRGBIrセンサーとPRIME Vの組み合わせにより、光学式ファインダーながらも被写体検知が可能になったのも大きなポイントです。

具体的な動作はまだ不明ですが、目の検知などはできるようになるようです。(瞳AFとまではいかないみたい…?)

最後に発売日ですが、まだ未定のままのようで「言えるんだったら言ってます…」とのコメントもありました。たぶんなんですけど、なんとなく最低でもあと半年くらいはかかるんじゃないかな〜と…(あくまでも私が感じた印象です)

(余談)今回のCP+のオンラインセミナーで『J limited LIVE』にも参加したのですが、同じPENTAXでも印象が全然違うんですね。K-3 Mark IIIのセミナーは凄い真面目な感じなんですが、J limitedはとってもカジュアル。正直、J limited自体のデザインはあまり自分の好みでは無いのですが、開発者自身の言葉で姿勢や想いを聞くと「なんか良いかも」なんて思っちゃったりもしました。K-3 Mark IIIも同じように強い想いが入っていると思うので、どちらが良いとかでは無いのですが、「同じ会社でこんなにも違うのか…」と面白く感じました。

CP+ 2021『K-3 Mark III オンラインタッチ&トライ』を体験してみた(2/27)

CP+ 2021 リコーイメージングのオンラインブースで『PENTAX K-3 Mark III オンラインタッチ&トライ』というのがあったので、体験してみました。

スタッフの方が実機を触りながらの説明の後、聞きたい事をチャットで質問するという形式で行われました。

説明の中でポイントと感じたのは以下の項目です。

  • AF-Sで最高12コマ/秒(SDカードはUHS-IIIがオススメ)
  • バッファがいっぱいになってから開放されるまでは約5秒程かかる印象
  • アストロトレーサーは別売りアクセサリーで使用可能
  • 操作系は一新し、タッチパネルでフリックしやすいようにメニューが縦に連なるに変更
  • ライブビュー時はタッチフォーカスが可能
  • シャッターを切る際のミラー駆動時間はK-3IIの2/3に抑えられている
  • その分動態予測が可能な時間を長く取る事ができ、結果的にAF性能の向上に繋がっている

参加者からは私を含め、次のような質問が投げかけられました。

  • フォーカスセレクターや十字キーは斜めに対応してますか?
    →対応しています。
  • 今回バリアングルを採用しなかった理由は?
    →フルメタルで使用したかった&薄型にしたかったため。
  • K-3 IIIにおすすめのレンズはありますか?
    →小型の20-40mm、16-85mm、望遠では55-300 RE PLMなど解像度が高いレンズ
  • バッテリーグリップにカラバリはありますか?
    →グリップはブラックのみとなります。
  • 動画について特筆すべき点はありますか?
    →4Kが使えるようになり、動画撮影中でもボディ内手ブレ補正が効きます。

『K-3 Mark IIIのご紹介』動画公開(2/25)

CP+ 2021の開催に合わせ、K-3 Mark IIIの動画が公開されました。

内容的には、今までアナウンスのあった内容をまとめて紹介するような20分ほどの動画になります。一部、高感度で撮影した実写の画像も含まれており、少しづつですが実際の写りにも言及しはじめたかな、といった印象です。

『APS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」の開発状況について(第2報)』記事公開(2/18)

PENTAXのオフィシャルサイトで『『APS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」の開発状況について(第2報)』という記事が公開されました。

前回のお知らせ時に2021年2月25~28日に開催を予定しているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2021」(本年はCP+2021オンラインとして開催)の頃の発売を目指して開発中とご案内しておりました。しかしながら現在、一部の部品調達に遅延が発生していることと、APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を実現するために今しばらく時間が必要との判断から、発売予定時期を変更することにいたしました。

APS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」の開発状況について(第2報)

『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第9回』記事公開(1/22)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第9回』という記事が公開されました。

PENTAXは1991年発売のZ-1でハイパープログラムを新たに搭載するなど、露出制御において独創的な機能を開発してきましたが、K-3 Mark IIIでは約30年ぶりにハイパープログラムの基本動作を再設計するなど、撮影者が創造力を駆使し撮影意図をより伝えやすくするように開発を行いました。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第9回

PENTAX機の特徴のひとつであるハイパープログラムがちょっと進化するとの事です。説明だけ聞くとややこしい感じですが、要は各種設定を各ダイヤルごとに割り振り、モード切り替えをシームレスに行う事で、使い込むほどにスムーズなモード移行が可能になります。

これも性能として「凄い」となるような機能では無い(というか今どきの機種であればソフトウェアの更新でも実現できそうな気も…?)のですが、使いやすさを追求するのは大事な事です。

当初の発売目標である『CP+』まで一ヶ月を切りましたが、無事発売できるのでしょうか!?

リコーイメージングのCP+の特設サイトもちょっと内容が薄い…。CP+の開催日である2月25日に公開予定のようですが、もうちょっと情報を小出しにして期待感を煽っても良い気もします。

『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第8回』記事公開(12/25)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第8回』という記事が公開されました。

K-3 Mark IIIでは、より多くの方にオールドレンズの愉しみを味わって頂けるように使い勝手を向上しています。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第8回

つまりは「今までよりも更にオールドレンズが使いやすくなるよ〜」って事ですね。

おそらくPENTAXユーザーって長く使い続けている方が多いと思います。現に他のメーカーがミラーレス専用のマウントを開発する中、PENTAXは頑なにKマウントにこだわり続けており、それは今後も変わらなさそうです。(今のところPENTAXとしてはミラーレスを作ることはなさそう)

実は私も最近M42マウントに手を出しまして、Super Takumar 55mm F1.8を手に入れたのですが、今のところはそれはフィルムカメラ(PENTAX SP)で使っています。そんなM42レンズも最新機種で使いやすくなるのであれば、楽しみが増えそうですね。

『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第7回』記事公開(12/11)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第7回』という記事が公開されました。

今回の記事、17日㈭にFacebookの英語版の投稿を見てアップされている事に気づいたのですが、日本語版は特にFacebookでのアナウンスはなかったように思います。(私が見落としただけかも…)

そして記事の投稿日は11日という事で、既に一週間くらい経っていてひっそりと投稿された印象です。なんでだろう?広報の方が投稿を忘れちゃったのだろうか…?

さて、それはさておき今回はシャッターの感触についてですね。

一連の撮影プロセスの中で、シャッターボタンを押して写真を撮る行為は一瞬のことです。しかし、シャッターボタンを押す指の感触やミラーやシャッターユニットの動作の伝わる感触は、撮影する時の気持ち良さにおいて非常に大切な要素だと思います。
K-3 Mark IIIでは、小型堅牢ボディをアクティブに使うカメラのコンセプトに相応しい軽快なシャッター感覚を感じて頂けると思います。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第7回

これもK-3 IIしか持っていない私としては実際に触ってみるまではわからないのですが、とりあえず引き続き待つしか無いという感じですね。

『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第6回』記事公開(11/28)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第6回』という記事が公開されました。

今回は外観デザイン、特にペンタ部の形状についてです。

K-3 Mark IIIでは、小型堅牢ボディをアクティブに使うことや動体性能の向上を特長としていますのでそのスタイリングからも躍動感が感じられるような造形を意図しています。その一つとしてペンタ部の側面の稜線が斜め後方に切りあがる形状にして動きのある形にしています。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第6回

K-3 Mark IIIではペンタプリズム周辺をシンプルな構成にして、ペンタ部の出っ張りを抑え、PENTAXロゴをマウントの近くに配置し凝縮感のある印象を与えています。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第6回

これまた言われないと気づかないような細部のお話ですが、手持ちのK-3 IIと今回公開された写真をよく見比べてみると、確かに言われたとおり斜め後方に切り上がっていると躍動感を感じる気もするし、ロゴもマウント近くにある方がカッコいい気がしてきます。人の顔が眉毛と目の距離が近いと彫りが深い印象になるのと同じような感じ…?

デザインに対する細部のこだわり、20万円台の後半の価格という事からもわかるとおり、K-3 Mark IIIはかなりプレミアムに振り切った趣味性の高い機種にしようというのが明らかになってきました。
ミラーレス全盛のこの時代に頑なにレフ機で攻める姿勢は好きですが、やっぱりネックは価格ですね〜。

『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第5回』記事公開(11/6)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第5回』という記事が公開されました。製品名称が正式に明らかにされてから初めての『New APS-Cに込めた想い』シリーズですね。

今回は、K-3 Mark IIIが今までの機種と比べてどのように操作体系が変更になったか、という事を解説した記事となります。

PENTAX K-3 Mark IIIでは、撮影プロセスを愉しんで頂けるように、撮影意図を伝えやすくすることにこだわっております。PENTAX K-1/KPで搭載しているスマートファンクションですが、より一層、撮影意図を伝えやすい操作体系を構築するために抜本的に見直しを行いました。

New APS-C“K-3 Mark III”に込めた想い 第5回(若代)

K-1もKPも持っていない私としては、『スマートファンクション』自体に馴染みが無いわけですが、操作方法をカスタムして自分好みのレイアウトにできるというのは良いですね。

あまり直接は関係ないのですが、「より一層、撮影意図を伝えやすい操作体系を構築するために抜本的に見直しを行いました。」の「撮影意図を伝えやすい操作体系」っていう日本語がよくわかりませんでした。撮影意図って撮影者自身が決める事だと思うのですが、それを伝えやすいっていうのはカメラに対してって事でしょうか?
例えば「私は背景をボカシて撮りたいんだ!」という意図をカメラに伝えやすい(=直感的に操作しやすい)って事なんでしょうけど、説明の日本語が直感的にわかりづらかったです。深読みするならば、「○○したい」という要望に対して数値以外の方法で設定を変える様な初心者にやさしいUIを装備する、という風に読み取る事もできますが、フラッグシップのK-3 Mark IIIなのでそんな事も無いでしょう。
なんか単純に「自分好みに設定しやすい」とかで良かった気がするんですけどね〜。

『APS-C フラッグシップデジタル一眼レフカメラの開発状況について』記事公開(10/27)

PENTAXのオフィシャルサイトで『新APS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラの開発状況について』という記事が公開されました。今回の更新は動画と記事の2本立てでしたね。

スペックも大分具体的になってきました。恐らく各SNSのコメントなどで、スペック詳細が全然出てこない事に対してのユーザーからの苛立ちを感じて、という事もあるのでしょう。

詳しくはPENTAXのサイトを見てほしいのですが、K-3 IIと比較して主だった違いをまとめてみます。

K-3 IIK-3 Mark III
有効画素数約2435万画素約2573万画素
総画素数約2471万画素約2678万画素
感度(標準出力感度)ISO AUTO / 100~51200ISO AUTO / 100~1600000
手ぶれ補正4.5段分の補正効果5.5段分の補正効果
記録媒体UHS-1規格に対応UHS-II規格に対応 ※スロット1のみ
倍率約0.95×約1.05×
画像モニター約103.7万ドット約162万ドット
タッチパネルなし静電容量方式
測距センサーSAFOX 11、27点測距(中央25点はクロスタイプ)SAFOX13、101点測距(25点はクロスタイプ)
輝度範囲EV-3~18EV-4~18
測光方式8.6万画素RGBセンサー30.7万画素RGBIrセンサー
連続撮影最高約8.3コマ/秒最高約12コマ/秒
動画Full HD(1920×1080、60i/50i/30p/25p/24p)、
HD(1280×720、60p/50p/30p/25p/24p)
4K(3840×2160、30p/24p)、
Full HD(1920×1080、60p/30p/24p)
GPSありなし?
無線LANなしあり
Bluetooth通信なしあり
外形寸法約131.5mm(幅)×102.5mm(高)×77.5mm(厚)
(突起部を除く)
約134.5mm(幅)×103.5mm(高)×73.5mm(厚)
(突起部を除く)
質量約785g(バッテリー、SDカードを含む)
約700g(本体のみ)
約820g(バッテリー、SDカードを含む)
約735g(本体のみ)

こうやって見比べてみると順当な進化という感じです。K-3 IIの発売時の直販価格が14万円だったので、K-3 Mark IIIが20万円台後半という事は、価格差は倍ほどあるという事になります。ここが納得できる性能となっているのかどうか…。

(2022/2/4追記) 最近の最安値では20万円台前半に落ち着いているようです。

SNS上のK-3 Mark IIIについて書かれたコメントを見てみると、「GPS機能がなくなってしまうようで残念」という声が結構ありました。私はアストロトレーサーってそんなに使ってなかったですが、確かに他のメーカーには無い機能だったので、差別化に繋がるものではありました。

(10/29追記) 再生機能の中に、『GPS情報』という項目があるので、完全に使えなくなってしまうわけではなさそうです。

あと上記表には書いてませんが、ちょっと気になったのが、ファインダー表示に『クロップ』という項目がありました。APS-C機にクロップ機能とはどういう事?…と思いましたが、動画撮影用の機能ですかね。
USB Type-CにBluetoothもつけて、一眼レフ機ながらも先進的な機能を盛り込んでいくぞ…という今後の布石みたいなものを感じます。ちなみにPENTAXのアプリとかソフトウェアはかなり壊滅的なので、そっちも頑張ってほしいです。

『新APS-Cフラッグシップモデル詳報』動画公開(10/27)

前回のアナウンスから1ヶ月ほど経ちましたが、ようやく新たな情報が出てきました。

動画の冒頭4分間は、以前からPENTAXの紹介で度々出てくる『PENTAX STATEMENT』の動画です。

4分を過ぎたあたりで、高橋社長から次期APS-Cフラッグシップ機についての開発進捗状況が語られており、動画の内容としては以下の通りです。

  • 発売時期:2021年2月25日〜28日開催予定のCP+頃の発売予定
  • 機種名称:Pentax K-3 MarkIII
  • K-3 IIの後継機種(後継機という枠を超えたレベル)
    1. ファインダー倍率1.05xの新開発光学ファインダー
    2. 徹底的に磨き上げられた操作性
      • タッチパネル液晶の採用
    3. 大幅な画質向上
      • 最高ISO感度160万
    4. 進化した速写性と動体性能
      • 秒間最高12コマ/秒
  • 価格:20万円台後半

当初2020年中の発売予定でしたが、コロナ禍の影響もあってか発売予定次期は延期となりました。ほぼ11月に差し掛かるタイミングで具体的なスペックも出ていなかったので、2020年中は無理だろうな〜と思っていたので、ここは予想通りですね。来年2月末に発売されれば御の字という感じでしょう。
ちょっとびっくりしたのが20万円台後半という価格設定です。動画内でサラッと20万円台後半と言っていましたが、税込み30万超える可能性もありますね。世の中のどのAPS-C機よりも高い。場合によってはフルサイズよりも高い。この金額に見合う性能だと凄そうなんですが、そこを判断するにはまだ材料が足りなそうです。

『New APS-Cに込めた想い 第4回』記事公開(9/25)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-Cに込めた想い 第4回』という記事が公開されました。記事内ではグリップの事について言及されています。

グリップの形状は握り易ければ良いという訳ではありません。しっかりと握り込めることによって、かえって指が固定されて操作し難くなることがあります。グリップ形状の検討段階では、ダイヤルやボタンの操作がスムーズに行えるかどうかも同時に確認し、操作部材の位置・形状の検討も並行して進め、握り心地と操作感を最適化していきます。

New APS-Cに込めた想い 第4回(若代)

今回もあくまで物理的な細かいこだわりについてで、中身の具体的なスペックについては未だ言及されていません。

中央の突起と周辺の突起で形状を変えて、指がかりの良さと痛みを感じず違和感なく使えることを両立しています。

測距点レバー(ジョイスティック)について

このこだわりは確かに言われないとわからないかもしれない…けど細かい…!

1/100mm単位でボディの調整を行っているとの事で、光学ファインダーとグリップについては並々ならぬ想いがあるみたいですね。
確かにこれらは『一眼レフで撮影する』という体験においては人間が直接触れる部分であり、そういう意味では一番重要な部分と言っても過言では無いかもしれません。この拘りがPENTAXとしての矜持なのでしょう。
「全然具体的なスペック出てこないな…」とちょっと残念に思ってましたが、逆にどこまで細かい拘りが見られるのか楽しみになってきました。

『New APS-Cに込めた想い 第3回』記事公開(9/4)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-Cに込めた想い 第3回』という記事が公開されました。

内容はまたまたファインダー周り(背面液晶について)です。液晶は固定液晶で確定となったわけですが、固定液晶にした理由と光学ファインダーの見え方の優位性について書かれています。

固定液晶にする事で、ボディの厚みを薄型化するとともに、液晶をなるべく大画面化(3.2型)するというコンセプトのようです。

https://pentaxofficial.com/shirebashiruhodo/6567/

フレキシブルチルト液晶のK-1と比べると、たしかに液晶部分の厚みは薄いです。

かといって新機種の前世代APS-C機であるK-3と比べてボディ全体が薄くなったかと言うと、特にそういうわけでも無さそうで、突起部分を除いた厚みはK-3 IIとほぼ同じくらいになっています。

K-3 IIだと厚みは62mmくらい?

フランジバックの部分は薄くしようが無いので、薄くするというより厚くしないという事みたいですね。

液晶の大型化についても、K-3 IIの液晶と同じ(3.2型)なので、大きさは変わりません。こちらも大きくするというより小さくしないというのがコンセプト?のようです。

刷り込みの如く光学ファインダーについての記事が続きます。「ファインダーの見口を出っ張らせて背面液晶モニターに鼻が触れにくい」ということも再度言っています。ファインダーの事はわかった!その想いは十分伝わりました!
さて、他に表に出せる情報がまだ無いのか、もったいぶっているだけなのか(だとするとハードル上げすぎな気もしますが…)、いずれにせよ次回あたりで具体的な写りについての記事が出てくるのでは?と期待しています。

『New APS-Cに込めた想い 第2回』記事公開(8/21)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-Cに込めた想い 第2回』という記事が公開されました。

今回も内容はファインダー周りについてです。ファインダーの見口枠が約3.2mm手前に出っ張った構造にする事で、背面液晶モニターに鼻が触れにくく、自然に覗き込めるようになっているとの事です。

前回から20日ほど経った新情報としては、なんか情報少なくない?っていう気もしますが、こういう細かい拘りを知って欲しいのでしょう。むしろ動画でも同じような事を言っていた気もするので、新情報と言って良いのかわかりませんが、忙しいのかな?「前回から3週間経ったから何か発信しなければ」的な雰囲気を若干感じてしまいます…。

『New APS-Cに込めた想い 第1回』記事公開(7/31)

PENTAXのオフィシャルサイトで『New APS-Cに込めた想い 第1回』という記事が公開されました。

内容に特段新しい情報は無く、先日の動画の文字版といった感じですね。ここでも光学ファインダーの事を大きく扱っているので、開発に相当な苦労があったのでしょう。

『これからのPENTAXカメラが大切にしていくこと[第2部]』動画公開(7/22)

先日の動画の続きとして第2部が公開されました。

NEW APS-C フラッグシップモデル

  • こだわりの光学ファインダー
    • 光学ファインダーはKPと比較して10%程度明るくなっている
    • ファインダー倍率の向上
  • 小型堅牢ボディ
  • 握り心地に優れたグリップ
  • 操作系の最適化
    • 各ボタンは押しやすいように大きく
    • ステータス液晶(上面液晶)の拡大
    • シャッターボタンは645ZやK-1で採用していたリフスイッチ使用(従来はタクトスイッチ)
  • 軽快な新規開発シャッター
    • ミラーバウンドなどの動作を抑えている
  • ISO感度全域での画質向上
  • APS-Cの常識を超える
  • シルバーモデル同時発売
  • カードスロットについて
    • 2枚刺し可能

とにかく光学ファインダーに大きな拘りを持っているようですね。画質やAF性能については未だ謎が多く、具体的な数値性能などについてはフワッとしてる感じです。

『これからのPENTAXカメラが大切にしていくこと[第1部]』動画公開(7/16)

『これからのPENTAXカメラが大切にしていくこと』というタイトルの動画が公開されました。

動画は写真家の佐々木啓太さんと対話する形で、PENTAXの今後のブランディングを確認するといった内容でした。

PENTAX STATEMENT(私たちが私たちであるための、5つの決意)について

写真が好きだからカメラを造る。
写真を愛するからこそ、写真をよく知るからこそ、写真好きに選ばれるカメラを造る。

対話するように撮れるカメラを理想とする。
感性と創造力を駆使し、被写体と言葉を交わすように自分だけの画を創れるカメラをめざす。

撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる。
ファインダーを覗く、ピントを合わせる、シャッターを切る、画を創る。すべての「撮る快感」を追求する。

数値では測れない領域まで挑む。
数値的な高性能だけを求めるのではなく、開発者自身の感性をも盛り込んで深い味わいを追求する。

ユーザーの「写真体験」を資産とする。
ハードウェアだけでなく、撮る、創る、鑑賞する、すべての心躍る「写真体験」をユーザーと共有したい。

PENTAX STATEMENT 私たちが私たちであるための、5つの決意
  • 一眼レフの未来を創る
  • 光学ファインダーへのこだわり
  • Limitedレンズシリーズ
  • PENTAXの印象色
  • 写真が好きだからカメラを造る
  • 写真を生涯の趣味に

次期APS-Cフラッグシップ機の事には深く言及される事はありませんでしたが、今後も写真を楽しむためのカメラとその環境を提供し続けていくとの事です。
プロフェッショナルとしての機材というより、アマチュアが『楽しく』『長く』趣味として使い続ける事を目指して開発している、という印象を持ちました。

『CP+2020 まぼろしの参考展示PENTAX製品』の動画公開(5/15)

リコーイメージングのオフィシャルYouTubeで、次の4つの製品の紹介動画が公開されました。

  1. HD PENTAX-D FA★85mm F1.4ED SDM AW
  2. D FA 21mm Limited(仮)
  3. HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW(仮)
  4. APS-Cフラッグシップ機

1. HD PENTAX-D FA★85mm F1.4ED SDM AW

  • ユーザーからの要望が高かったポートレートに適した単焦点レンズ
  • 50mm F1.4に次ぐ単焦点2本目の次世代スターレンズ
  • 色収差を低減するEDレンズを使用
  • 前玉が凹レンズとなっており、光を曲げないようにしている
  • 後ボケ・前ボケがバランス良くなるよう設計されている
  • 2020年後半発売

作例はコチラから見る事ができるようです↓

大事なものを撮る ~家族編・赤ちゃん~(Yuzu) | PENTAX official
PENTAXofficialは自宅でも楽しめる写真についての情報を発信していきます。個性的な社員が多いので「

2. D FA 21mm Limited(仮)

  • 初めての『D FA』リミテッドレンズ
  • シルバーとブラックの2種類
  • 今までのリミテッドレンズと違う21mmという焦点距離
  • フルサイズを使用した時の超広角スナップ向け
  • ボケにこだわっている
  • 手にしっかり馴染む大きさのアルミ削り出しボディ
  • DCモーター
  • WR(防滴)
  • 2021年発売予定(次期未定)

3. HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW(仮)

  • APS-C用スターレンズ
  • PLM(パルスモーター)駆動
  • 広角の最高性能を目指す
  • 次期APS-Cフラッグシップ機に合うモデル
  • KAF4マウント
  • smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDMよりも各性能を向上させる
  • 2021年発売予定(次期未定)

4. 次期APS-Cフラッグシップ機

  • 小型・堅牢でトップクラスの高性能のボディとする考えは踏襲
  • 技術を余すこと無く投入している
  • 一番の特徴は光学ファインダー
  • ファインダー倍率は1.05倍(K-1と同等の大きさ)
  • ペンタプリズムは高屈折率のものを使用
  • ファインダー下にアイセンサーを搭載し、背面液晶のOn/Offを自動で行う
  • ファインダーが約3mm突き出ており、背面液晶に鼻が当たりにくい
  • 躍動感を感じさせる外観デザイン
  • 動体性能は期待して良い(具体的なことは不明)
  • 背面右上のレバーは測距点レバー
  • 新しいバッテリーグリップも開発中
  • 開発状況はPENTAXのオフィシャルサイトで発表していく
  • 2020年発売予定(確定ではない)

動画を確認しましたが、次期APS-Cフラッグシップ機については結局名前や細かいスペックはわかりませんでした。とにかく一眼レフとしての光学ファインダーに相当こだわっているようです。
ただ、どちらかというとその前に紹介された『D FA 21mm Limited(仮)』のほうがインパクトがあったかな?って感じです。

twitterで製品紹介の動画公開予告(5/13)

twitterでペンタックスの公式アカウントから、こんな発表がありました。
(正確にはFacebookで知りました。)

今後も情報が入り次第、随時追記していきます。

コメント

  1. ペンタくん より:

    名称は「K-2」にしてほしいです。Kマウント初のフィルムカメラKシリーズの「K2」に憧れました。日本が誇るカメラメーカーの次期モデルに関する情報なのだから、Pentax Rumorsなんぞに先を越されたくないですね。

    • ゆうすけゆうすけ より:

      コメントありがとうございます!
      ペンタくん様がこのブログで初めてコメントをしていただいた方となります笑

      昨日YouTubeのRICOH公式チャンネルで、新たなAPS-Cのフラッグシップモデルについての動画がアップされましたが、まだ名前は明らかにされていないみたいですね。
      でもデジタルになってハイフン付けるパターンの『K-2』は有り得るかもしれませんね〜。
      いずれにせよ発売を楽しみに待ちましょう!

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