こんにちは、ペンタキシアンのゆうすけです。
突然ですが、皆さんPENTAXというカメラメーカーを知っていますか?コレを見ている方は『PENTAX』という単語に反応してこの記事を見に来てくれたので、もちろん知っていると思うのですが、ひとまず構わずに説明を続けたいと思います。
昔はペンタックス株式会社という独立した会社だったのですが、いくつかの事業再編を経て、現在はリコーイメージング株式会社の一ブランドとして展開されています。
※この記事では便宜上、ブランド名であるPENTAXという名称で統一します。
さて、そのPENTAXなのですが、一眼レフカメラのランキング(BCN AWARD)では、キヤノン、ニコンに次ぐ3位が定位置になってます。
「3位ならまぁまぁ凄いじゃん」と思われるかもしれませんが、今ってミラーレスじゃないデジタル一眼を作っている会社って、ほぼこの3社しかないんです。だから3位に入るのは当たり前ですね。
しかもカッコ書きの中をよく見ると、シェア2.4%です。
こんなブランドですから、カメラが好きな人じゃないと(残念ながら)目にすることも無いかもしれません。ということで、タイトルにある『最下位である』というのも、概ね間違いでは無いと思います。
ペンタキシアン(ペンタックス信者の呼称)の皆様、すみません。
そんなPENTAXなのですが、私は現在PENTAX K-3 IIというデジタル一眼レフカメラを使用しておりますので、PENTAXを使うようになった経緯を紹介してみたいと思います。
機能や性能面というより、マインドについてのお話です。
PENTAXとの出会い
2009年頃のお話です。
その頃、個人的にダカフェ日記というサイトにハマっていました。自然な日常のシーンなんですが、キレイに切り取られていて、ちょっと憧れる感じの写真。
写真自体ももちろん素晴らしいのですが、インテリアとか見切れてる小物も素敵で、それに憧れたダカフェ日記の亜種サイトが、petitというサービスに大量に発生していました。(ダカフェ日記もpetitを使っていたので)
家族写真をインターネット上に公開するというのは、当時ほとんど見たことが無く、ある意味画期的だったとも言えます。そのダカフェ日記の管理人である森 友治さんが撮影するような写真を、自分でも撮りたくて「一眼レフを買おう!」と決めました。
当時、森さんはCanonのカメラを使われていたと思うのですが、なんとなく同じのが嫌だったんでしょうね。色々調べてPanasonicの『DMC-GF1』というカメラを買おうと考えました。
一眼レフに憧れてたのにPENTAXではなくPanasonic、しかもミラーレスかい!という感じもしますが、その当時は「小さいから良いじゃん」って思ってました。今はミラーレス全盛になりつつあるので、先見の明があったとも言えますが…。
で、意気揚々と家電量販店に行き、そのDMC-GF1を触ってみたのですが、なんかしっくりこない。ファインダーが無いので、コンデジと同じように液晶を見て撮らないといけないし、シャッターを切った感じも「写真を撮ったぞ!」という感覚が希薄なんですね。
『パチ…』みたいな。
そんな時に、ほぼ同価格帯だったPENTAX K-xというカメラを店員さんにオススメされて触ってみたところ、しっくりきてしまったのです。
シャッターを押した時の感覚のことを、シャッターフィーリングと言いますが、そのシャッターフィーリングがなんか良かったんですね。
『カシャリッ!』
これぞ求めてた一眼レフカメラだと思いました。まぁ慣れるとK-xのシャッターは「もうちょっと静かな方が良かったなぁ」と感じるくらいの音なんですが…。
一応購入前にカメラのことは調べていたので、PENTAXというメーカーは知っていましたが、買う気はなかったのでノーマークでした。そこで一旦持ち帰って、PENTAXの調べることにしました。
あの人もPENTAXを使っている…!?
先程『ダカフェ日記』にハマっていたと書きましたが、もう一人お気に入りの写真家さんがおりまして、『晴れときどき、ハル』というサイトを運営されていた濱田英明さんです。
『晴れときどき、ハル』は無くなってしまったようなのですが、この方はその後めちゃくちゃ出世されて、今は日本を代表する写真家さんと言っても過言ではない存在になりました。
その濱田さんがPENTAXのカメラを使ってたんですね。PENTAXと言っても、通称バケペンと言うフィルム時代の67IIという中判カメラなのですが、その写真の色味や空気感がすごく好みでした。
ダカフェ日記の写真と同じく、日常を切り取ったカットですが、こちらはもう少し離れて見守っているような距離感で、とても素敵な写真ですよね。
なんだかんだで初めての一眼レフはPENTAXに決定
ということで、フィルムとデジタルで違いはあるだろうけど、同じPENTAXで同じDNAが流れているんだから、同じような写真が撮れるハズだ!と、俄然PENTAXに興味が湧いてきました。ある意味、自分を納得させるためにそう自分に言い聞かせたとも言えます。
更に調べてみると、PENTAXは質実剛健な会社という印象を持ちました。当時はエントリー機種であるK-xと、APS-CのハイエンドのK-7の二択しかないという潔さも気に入り、結局最初の一眼レフカメラとしてはPENTAXのK-xを選ぶことになりました。
PENTAX K-xは2010年に購入して、結局6年くらいは使っていたと思います。トータル4万ショットくらいは撮影したのですが、その間一度も壊れませんでした。プラボディなんですが、丈夫でしたね。
少ないですが多少のレンズ資産もあったので、その流れでK-3 IIを購入し今に至るという感じです。
と言いつつ、結局写真は写れば良い
色々と語ってきましたが、正直最低限のフィーリングと機能を満たしてくれれば、カメラはなんでも良いと思っていて、カメラが持つ色味や堅牢性云々というのはそこまで気にしていません。
逆に言うと、現行で販売されているデジタル一眼は、ほぼ上記の最低限の基準は満たされていると考えています。
PENTAXを使っていると、アプリやソフトウェアの連携だったり、AFスピードなど、多少の不満が出ることもあります。
堅牢性を謳われるK-3 IIも何回か壊れたりもしました↓
ただ私の使用シーンでは、工夫すれば撮れるような場面がほとんどなので、そのままペンタックスユーザーを続けています。ずっと使っているうちになんか愛着が湧いちゃったという、それだけなのです。
ペンタキシアンの皆様、すみません。
まとめ:私がシェア最下位のPENTAXのカメラを使う理由【他メーカーは気にしない】
PENTAXの広報物や企画を見ていると、なんだかユーザーに近い感じがして好感を持ってしまいます。洗練されてないんですね、良い意味で不器用というか…。
カメラの展示会であるCP+に行った時、『PENTAXのカメラを見せたらステッカーをプレゼント』という企画をやっていたのですが、担当者の方から「わざわざ重いのに持ってきていただきありがとうございます〜!」って。自虐かな?と思いましたが、そんな素直なところが憎めないのです。
最近はPENTAX officialという、PENTAXの社員の方が立ち上げた、新たなWebサイトも作られたりして、ユーザーを巻き込む動きも活発になってきています。
PENTAXを愛する社員(社内PENTAXIAN)が、PENTAXを愛してくださっている皆さん、これからPENTAXに出会うであろう皆さんのために、写真を学び、楽しんでいただけるよう、このサイトを立ち上げました。
https://pentaxofficial.com/about/
社内PENTAXIANが立ち上げた、と明示されているので、社内で自発的に立ち上がった企画ということでしょうか。
中の人たちが本当にPENTAXのことが好きじゃないとできないですよね。PENTAXを盛り上げたいという社員の方達の想いが伝わってきて、応援したくなります。そんな社内に渦巻いた熱い想いとプロモーションがどこかで合致した時、化学反応が起きる可能性はあるんじゃないかと期待しています。
デジタル一眼戦国時代、将来的にもかなり厳しい戦いを強いられると思うのですが、PENTAXには頑張ってもらいたいところです。
みなさんもこの記事を読んで興味を持ったら、ぜひPENTAXのことを調べてみてください。きっとPENTAXのことが好きになると思いますよ。
おまけ
最後まで読んでいただいた方にちょっとした耳寄り情報?なのですが、PENTAXの製品を買うなら『八百富写真機店』がおすすめです。
カメラの八百富 楽天市場店上記の楽天市場店でも、楽天ポイントを含めれば大抵は価格comの最安値よりも安くなるんですが、八百富写真機店の本家サイトで会員になると、会員様特別価格でさらに安く買えたりもするので、よかったらチェックしてみてください。
八百富写真機店のWebサイトはコチラ
PENTAXの次期APS-Cフラッグシップ機についても随時まとめてます。
コメント
スマホで見ていますがサイトのコーディングが間違っていて
左3分の1がブッタ切れています。
やっぱりPENTAXオーナーってダサいなっておもいました(゚∀゚)
ご指摘ありがとうございます!
確かにズレてたので直しておきました。